釣るための経験

釣り
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岡山県牛窓から出船するようになって今年の7月で3年目を迎える。

他人に教えてもらうことを好まない私は海図をコピーして西へ東へとGPSを頼りにポイント探しをしていた頃が懐かしい。
当時はポイントもエリアも何もわからなかったので、釣れない理由は道具へと化し、やはり有名メーカーのルアーに自分自身が釣られていた感があった。手に入りにくいビンビンスイッチなどはフリマや釣具屋を探し購入できるタイミングは逃さずに買っていた。
無論、今でも道具に関してはこだわりが強く気になったものは購入して実際に使っている。
しかしながら、海釣りはバス釣りと違い、どうしてもこのルアーで釣りたいというような願望はない。クランクで釣りたいとかビッグベイトで釣りたいとか、それこそジョイクロで釣りたいみたいな感情は少ない。

4月は毎週2回、合計8回海に出た。
一人でほとんどを出たがその内2回はゲストを連れての釣行だった。
石の上にも3年とはよく言ったものだと思う。
毎日、魚探で魚を探し潮のタイミングを見計らい良い時間にポイントへ入ると絶対に釣れると確信を持てる反応を得ることができた。しかも、ポイントは半径20メートルほどの中で上手くピンに入れるようにボートを流せば必ずと言って良いほどバイトがあった。ピンに近づきタイラバを落として巻く、バイトが無ければボートを動かして入り直す。タイラバを落とすのはせいぜい3回ほど、潮が早ければ数分でダメなら戻るの繰り返しだ。
魚がいても食ってこないこともあるが何も映っていない場所をひたらすら探り続けるような釣りはしなくなった。あの広い海で魚探をかけて魚を探すというのは時間を多くロスするが、3年前に海図を頼りにあちこち回った経験が生きていると思う。水面ではわからなくとも地形の変化は多くの情報を与えてくれる。
そして、最近思うのはタイラバのヘッドやネクタイのカラーなどほとんど関係がない。
オレンジを使おうが、レッドを使おうが、グリーンに関しても食う時は食うし食わない時は食わない。
カラーが関係がないと言うには語弊がある、もちろん反応の良いカラーが無いとは言わない。ただ、一人で釣りをしていることが多い私はタイラバの場合で言うなら一度で数色のカラーを試すことはできない。オレンジが付いていればオレンジ、レッドが付いていればレッド、ロッドを数セット用意して両手で同時に落とし巻くぐらいのことをしなければ検証することはできない。チョクリに関して言えば3本針の仕掛けを自作していて、最初は3色をバラバラに使っていた。例えば、黄色、緑色、ピンクなどのように3本とも違う色に。
こうすることで当たりカラーを発見しやすい。事実、何尾釣っても同じカラーにしかフッキングしていない日が何日もあった。
こうして見極めれたカラーに関しては翌日の釣行では1色だけを3本にしている。
同じカラーでバイトしてくるのなら同じカラーを3本にした方が効率が良いからだ。
ヘッドもネクタイと同じことが言える。無論、タングステンの方が鉛よりも小さく、シルエットも小さいしフォールスピードも速い。遊漁船で我先に真鯛の鼻っ面へと落とす必要があるならタングステンに分があるのは当然だが自分で操船し自分のタイミングでポイントへ入るならそれほどスピードを気にする必要はない。ちなみに私は遊漁船を利用した経験がない。
それよりも魚のいる急激な駆け上がりや根の荒いポイントで高価なタングステンを無くすのが嫌で攻め切れないよりも安価な鉛玉で根掛かり覚悟で攻め切る方が魚がバイトしてくる確率は増えると思える。4月の前半はタングステンを使っていたが後半は釣具屋で買った特価の鉛のヘッドを使っていた。
当然ながら毎回1〜2個は根がかってロストし、ノットを組み直すのは面倒だが、財布にはとても優しくなった。

元々、細かな作業やリグを作るのが好きなので鯛玉鉛を追加購入した。
ゴールデンウィーク中には自作のタイラバヘッドを作り置きしたいと思う。
昔はもっと安かったと思うが15号の鉛で1つが約70円ぐらいの計算なので、
ビンビンスイッチTGの60グラムと比べたら20分の1ぐらいになる。

そう言うことで休みに入り大量生産した。

いくら鉛で良いとは言っても、そのままではトラブルも起きやすいので、
ライン用の穴をドリルで大きくしてダイソーのシリコンチューブを入れて保護した。
目玉やホログラムは家にあったストックを適当に利用、
シリコンチューブは約2本使用したので220円
できあがりは1個あたり80円ぐらいになる。

Youtubeに公開している動画を見てもらえればわかるが、
ここで食うと言う言葉を使っている、海釣りでも魚探を見ながら、バイトしてくるならここだと言うのが判るようになってきた。

タックルバランスも大事、リグも大事だけど、何より海に出る回数を増やして経験値を上げることが大事だと思う。

「釣れた」より「釣った」、この気持ちを大切にこれからも海に出ようと思う。


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