木曜日に篠山から戻り、喜び走りまわるレスターを見て嬉しく思っていたのも束の間、右後ろ足を引きづるように見えた。
暗くなってから家の隣の公園へ散歩に出かけ保護ねこのおばさんに偶然会い、いつもと同じようにおやつをねだって嬉しそうなレスターに不安はなかった。
金曜日のあさんぽでも特に変わりなく、いつもと同じ公園へ散歩に出かけた。
仕事から戻ると、夕方の散歩から戻った時にレスターが左足で踏ん張れないとママから報告を受けると、確かに左足を少し浮かせているように見える。
土曜日の朝は雨が降っていたこともあり公園へは出かけずに庭で排尿させると右足をあげようとしたのをやめ左足をあげてオシッコをした。
歩き方もやはり左足をかばっている。
9時から始まるかかりつけの病院へ30分前に行くと既に駐車場には8台の車が止まっていた。
受付を済ませ1時間ほど待って診察室に入り診てもらいレントゲンを初めて撮った。
先生の所見では、
左足の十字靭帯が一部切れている可能性があると言わた。
大勢の患者が待つ中でとても分かりやすく時間をとり説明してくれた。
思い返せば、レスターを迎えた時から膝を時々カクンカクンとしたかのような仕草を見て当時に通っていた病院に相談したことがあったが異常は無いと言われた。別件でその病院を訪れ3時間待って診察してもらい質問をした時にたった数分で、私は忙しく昼からも手術しないとならないのでこれ以上時間はありませんと言われ帰された事を思い出した。
その後はその病院へは2度と行くことはなかった。
あの時にもう少し不信に思い違う病院で膝の事を相談していればと後悔する。
レスターは小さい時からあまり走る事がなくボール遊びもしない。
誰が見ても大人しい子に見えていた。
僕もレスターは優しく大人しいボールに興味無く走るのも好きじゃない子だと思っていたけど、もしかすると迎えた時から何かしら抱えていたのかも知れない。
レントゲン写真を見ながら先生の説明では確かに左足の骨、関節の角度が靭帯を切りやすい角度になっていて右と比べても違いが分かった。
半月板の形や他の部分についても右と左の違いを詳しく説明してもらえた。
ただし、あくまでレントゲンでの判断であって詳しく調べる為には中を見る必要があるそうです。
先生は、ここで見ると切開しかできずお勧めしないので、特殊な内視鏡のある整形外科の専門医を紹介してくれると言われた。
そこでは四箇所の小さな穴を開ける事で靭帯がどうなっているか確認できるそうだ。靭帯が悪かった場合に処置方法はいくつかあるが、その場合に関節炎を起こさない事は無いそうです。しかし、放っておけば何れ靭帯は完全に切れて歩けなくなる事もあるから、まだ3歳と若いので靭帯が悪ければ早めに処置した方が良いと言われた。
今日は5日分の鎮痛剤をもらい様子見して来週まで安静にして再診となるが、痛み止めを飲めばレスターが勘違いして無理をすることの無いように注意し安静にしなけらばならない。
二週続けてレスターと離れ戻ると大喜びしてくれる事を良い事に小さなサインを見逃していた事に責任を感じる。
思い出すと、いつもは必要以上に舐めない左足をしきりに舐めていて「痛いの?」と聞いたのが月曜日だったと思う。
いつも、少し距離を取りべったりとでは無かったレスターが今日も僕の布団でお尻を体にくっつけ寝ている。
可愛いと思えるところと、ごめんねと思う気持ちと複雑すぎて、
レスターの為にと綺麗にしてる庭、
いろんな感情が胸を締め付けるけど、
痛いのも辛いのもレスター
この子の温もりの為にどんな事でも頑張ろうと思った昨日の夜だった。
今朝、
時間は変えずに距離を短くしたあさんぽ。
公園までは行かずに賢くお仕事もしてくれたので、途中で引き返しいつもの四分の一程度の散歩で済ませた。
シュールすぎるレスター
狙って撮った写真じゃないのに、MACで見ると今のレスターらしい写真に見える。
足の怪我とは一生付き合っていかないといけないけど、レスターがまた笑顔いっぱいになれるように、
もっとたくさんの写真を撮り続けようと思った朝だった。