台湾へは、数え切れないほど訪れているのに観光することができるようになったのはごく最近。
カメラを趣味とすることで観光することが多くなった。こんなに楽しく、記録に残る写真撮影をもっと早くからすれば良かったと今更ながら後悔する。
「台湾を凝縮したように思えた場所、九份」
関西空港から台湾の友人Kevinが待つ台北・桃園空港へ午前の便で出発。到着後はすぐに台湾北部に位置する九份へ
天気は曇り、PM2.5もかなりひどく、空は白い。写真撮影には不向きで陰陽海・金瓜石周辺へ到着時は雨も降っていた。
赤茶色く濁りの入った海、
陰陽海は、その昔金鉱山で発展し山から流れ川から流入する水が青い海との境界を作っている。これを美しいと感じるかは個々の感覚によるが大きな石も人工物のテトラも赤く染まっているものが多い。
九份は千と千尋の神隠しのモデルになったという噂もあるが、細く狭い路地や階段、夜市のような露店などが多く立ち並び街は迷路のようになっている。
夕刻から灯される提灯目当ても良いがツアーなどで小一時間の訪問では九份を堪能することは難しそうだ。人気のレストランは予約していなければ席はなく、午後8時過ぎまではツアー客でどこも大勢の人。
自分たちは明るいうちは歩き回り午後8時過ぎにメインスポットを写真に収めるために戻った。昼間に仲良くなったお陰でレストランのオーナーが、わざわざ声をかけに来てくれてレストラン入り口前で撮影することができた。
多くの台湾人は親日家だし親切な人も多い。
台風の影響か灯りのない提灯が多かったが、
街並み、食事、人と灯り、
どれもが台湾の良いところを凝縮した場所に思えた九份だった。
Posted on 2016.10.23