土曜日の早朝からドンキーのマリン号で高知を目指して出発した。
久しぶりの遠出と24、25日の二日間の釣りにわくわくが止まらない。
お昼過ぎには到着して、岡山家で昼食をいただきました。
流石に高知です。お昼からビールで乾杯し美味しいカツオのお造りをいただいた後、
ドンキーのお父さんと漁港やサーフポイントへ行きのんびりと高知を楽しみながら明日の釣りの準備をして、宿毛で行われるイベントの準備から戻るドンキーを待たずして夕食の宴が始まった。
お父さんが握ったカツオの寿司。
これは塩でいただくカツオのたたき。
今年はカツオが長い期間獲れるそうで、このカツオは何と9キロもあった大物だそうです。
それからも大皿で出していただいた無農薬の野菜料理、ビールに焼酎もたくさんいただいて1日目が終了した。
10月24日(日)
朝4時には起きて釣りへと、愛媛県の中泊に向けて出発した。車でおよそ1時間半ほどのドライブもお父さんがしてくれました。
中泊と言えば尾長グレで有名な沖ノ島もあり、釣りビジョンで見たことのある鬼才が釣る磯の光景が目に浮かぶ。
まだ暗い車内で、お母さんが作ってくれたおにぎりを食べた。このおにぎりが本当に美味しくて、
ドンキーは良い両親に育てられたんだと本当に感じた。
6時過ぎに船頭さんが来られていざ出発! 明るくなると漁港なのに底が見える綺麗な水に感激。
この日は中潮で下げからの釣り開始です。
波も風も少なく天気は晴れて釣り日和。
ポイントに到着して、まずは疑問が・・・
岸に近いところで「いいよ」と言われ、思わず水深は?と聞き返す。と言うのも、何を釣るかの情報もないままの準備でPE3号で150グラムとだけ聞いていたからだ。
船頭さんの答えは30メートルぐらい。
思わず、しまったと思った。重いジグやリグばかりを用意してきていたので80グラム以下のジグはほとんど持っていない。
しかも、これだと真下よりもキャスティングしたほうが釣り良いと思った。
先に持ったロッドはバーチカルのジグロッド。これで80グラムのジグを少し前へキャストして探る事にした。
ファーストキャストからミラクルな展開に、
とても強い引きとは思わなかったが、かなり重く感じながらリーリングしていると見えた魚が3匹のオオモンハタ。
船頭さんがネットを入れようとした瞬間、笑いが止まらない。ダブルフックを前につけ根魚用に用意していたタコベイトのフックが後ろに2本、その4本のフックに3匹がヒットしていた。写真じゃサイズは分からないけど同じサイズで30センチぐらいの良型です。オオモンハタを釣ったのはこれが初めてでまさにビギナーズラックだと思った。
それからもジグでシャローから、30−40メートルを岸と平行になど探りなら連続ヒットを繰り返した。
その中でもこれは40センチオーバーのオオモンハタも取れた。
ましなサイズがどれくらいなのかわからないけど、サイズが良かったり違う魚種が釣れる度に写真を撮っているのが面白いようで、お父さんから写真より次釣れと応援してもらえた。
同じジグで根がかりすることも無く釣り進んでいると青物の引きを感じた。
楽しめた1本はカンパチだった。
リアのフックにかかっていることを確認し、このカンパチもオオモンハタも追い食いしてきていることを既にパターンとして気づいていた。
次はアカハタ。
オオモンハタよりもアカハタの方が歯が鋭い。カンパチ以外はこの1匹まで素手で口を掴んでいたけどアカハタの歯で親指から血が出てきたほど歯が強かった。
4目目は、
イトヒキアジが釣れた。釣れた時はこの魚がなんと言う名前か知らなかったので後でグッグった。
イトヒキアジを釣ったのもこれが初めてでめちゃくちゃ嬉しかった。
この頃にはクーラーボックスもいっぱいになるほど釣れていて、1発大物狙いに行きますかと、水深80メートルぐらいのポイントへ移動した。
ジグは120グラムにして挑んだ大物にドラグを2クリックほど絞めた瞬間にラインを切られた。
根からは上手く離すことができたと思い余裕を持ってやりとりしていたつもりが突然走り出し一瞬の油断で獲ることができなかった。本当に悔しくて、その魚が何物なのか、夢に出てきそうなぐらい悔しい。
6時半ごろに出港して10時半には帰港しているから実質3時間ぐらいの釣りの釣果とは思えないほど釣りまくった。
本日の海図
お父さんはいつもは電動リールでイサギ狙いで釣りに来ているそうだが、慣れない釣りにも対応してオオモンハタもアカハタも多数釣っていた。
こうして横顔を写真に撮ると漁師さんに見えるほど、還暦すぎてから赤が好きと言っていたのが印象的だった。
釣りを終え、気に入ってくれると思うと、途中のお店でお昼をご馳走になった。
天下茶屋というお店。
店に入ると若いお姉さんが注文何にします〜と尋ね、「牛と豚を」注文はこれだけ、メニューには牛と豚しかない。
野菜炒めの中に豚肉か牛肉が入っているシンプルな料理ですが、鉄板で熱々を、もちろん僕には大瓶のビールがジョッキに注がれ、
甘いタレにおろしニンニクをたっぷり入れて、それはそれは美味かった。
本当はお父さんの方が一杯やりたかったと思うのですが、ここでも腹一杯ご馳走になった。
僕はほんのりと赤い顔して、ドンキーが行っている宿毛のイベント会場へ。
お母さんがお手伝いに来てくれていて、優しさが溢れた接客を一生懸命して下さっていた。
僕とお父さんは先に家路へ、
その途中で、近くに一軒しかない釣具屋へ行き、軽いジグと50グラムのジグヘッドを買った。
家に帰ると、
お父さんは休む間もなく台所で料理をしてくれていて、僕は先にお風呂をよばれ、明日のためにリーダーを取り直したり釣りの準備をした。
夕食には、釣ったオオモンハタを造りにしてくれていた。カツオとはまた違って味は淡白で甘味もあり美味しかった。
そして今日はポン酢でいただくカツオ。写真で見ても光ってる。
定年を終えて、今は田んぼや畑の世話が楽しみだそうで、その畑で取れた茄子もきゅうりも無農薬で僕は醤油をかけないで野菜の味を楽しんだ。
この日もビールと焼酎で気持ちよく、明日も4時起きなんて、なんちゃない、美味しいもん食べて、良い酒飲んで、楽しい時間を過ごした。
10月25日(月)
天気予報は外れて朝から雨。
今日もお母さんのおにぎり持って中泊へ
しとしと雨が降る中、準備してレッツゴー!
もちろん昨日と同じ船頭さん、
雨が止むと風が出るのでと、それでも途中は白波出ているところもあって昨日とは全く違う海になった。釣り好きの人なら写真の風景にわくわくするだろうな。
昨日、途中で掴んだパターンを試すために50グラムのジグヘッドにバルト4インチを使いキャスティングロッドでスイミングで探ると今日もファーストキャストからオオモンハタがアタック。
それから連続ヒットが止まらずバルト4インチを2つ使っただけで何本も仕留めた。
贅沢だが、パターンがわかりヒットが続くと違うことがしたくなるのでジグに変更すると今日もカンパチが釣れた。昨日のより少しサイズアップした。
釣れると釣りも上手くなるような・・・
色々と試して釣果を上げながら、
それでも大型の個体はやはり深いところであろうとシャローと反対を探り続けるが昨日と変わらないサイズの魚ばかりだった。
雨も降り続け、早い時間に1発狙いに、
ここでまた甘さが出た。
昨日の雪辱と思いリーダーに10号を付けていたのにロッドにラインを通していなかった。言い訳になるけど、このロッドのガイドが小さくて10号でリーダーを取るとガイドに引っかかりジグが落としずらくトラブルになる、リーダーをガイドから出るように短くすると根ずれするからリーダーの意味を果たさない。
ポイントにつくと焦り雨風でラインをロッドに通す時間が惜しくなり、5号のリーダーを付けていたロッドに120グラムのジグを落とすと、ボトムから巻き上げ直後に大きな当たりがきたのだが、
あわせてほんの2秒足らずの一瞬で見事に切られた。たらればだけど、この1発のために10号のリーダーをガイドから出した状態でジグを投げ入れる方法をとっていれば良かった。
船頭さんにまだ時間は大丈夫かと聞き、もう1本のロッドにラインを通しジグを落とすが、ヒットしたのは小さなアカハタだった。
昨日、ラインブレークしたのはある程度の重量感と根から離したと思えるほどファイトした後に切られたので青物と思うが、今日のはボトム着底後すぐの出来事で、
かなり大きなオオモンハタかクエだったかも知れない。
お父さんに、釣れても、釣れなくても(切られても)行きたくなるのが釣りと笑われて、まさにその通りで行く前から切られたら絶対リベンジに行くと言って出てきたので、準備をしっかりして今年中にもう一度釣行したいと思う。
港に戻る間に寄ってくれた小場所では、もうジグ落とすのもキャストする気力も無くなったほど、本当に悔しくて悔しくて。
それでも二日間存分に楽しませてくれたお父さんと最後は笑顔の写真撮影。
クーラーボックスもいっぱい、笑顔もいっぱいの時間でした。
帰りはドンキーも一緒に天下茶屋へ
二日連チャンの天下茶屋ランチ。運転手がいるのでお父さんもビールが飲めてご満悦です。
やっぱりビールは瓶が旨いですね。
三泊四日の高知遠征・・・
陽も海も魚も家族も全てが温っかい四国高知黒潮の町だった。
帰りの道中では高知市内の、この出会いのきっかけを作ってくれた古い友人のところへ顔を出し、
相変わらず優しい兄ちゃんと暫しの昔話と固い握手をして帰路へ
高知のお父さん、お母さんお世話になりました。
また、近いうちに一杯やりましょう!