デリカのトラブルから上手くいかない、ついていないと思うような事が頻繁に起こる。何か一つ躓くと次から次へと良くない事が起きるようでならないけど、そもそも上手くいかないことの方が多く、上手くいくことなんて殆どない。
そして、そのことの多くに人が絡んでいて、思うように行くはずが無い。
自分はこうしたい、自分はこう思ってとか、どこに責任があるかのような話になるが、意見や思いが同じ人なんて本当にごく少数しかいない。
そう言った他者からの影響を受けての「ついてない」「上手くいかない」を考えるよりも、上手くいかないことの方が多いのだから、少なくとも自分は自分を信じ、信じたことに真っ直ぐに向き合い進みたい。
今朝は久しぶりに山へ来た。カレンダーを見ると7月27日以来。その時に持って帰らないといけないものを忘れていたので取りに来たのですが、その日は北側の草だけを刈り数カ所に集めておいただけで、予想通り庭はどこも荒れ、草に覆われている。
栗の木からは栗が落ち、スロープは草で狭くなり、野生動物の糞がそこら中に見かけられ、玄関のタイルは湿気のせいで苔が生えていた。
幸いに家の中は黴臭くも無く虫もいない。そうそう、自分であちこち治したから今は停電も無くなった。
忘れ物を取りに来ただけで天候も悪く草も濡れているから草刈りをするつもりは無いけど、やはり目についた汚れは綺麗にしたくて一汗かいて、蝉の声を聞きながら誰もいないので汚れたものを脱ぎ裸で空を見上げていた。
解放されたようで気持ち良い!
牛窓に行くようになり、高速を使っての2時間よりもここに来ることの方が面倒にも思い出していたけれど、やっぱりこの山の谷間で自然を感じ少しでも手を抜くと自然に襲われるような気持ちになる静かなここが好きでたまらない。
そして、いくら草木に覆われ、獣の糞が散乱していても、草は刈れば庭は綺麗になり、糞は拾えば無くなる。そんな事は人との付き合いと比べれば容易いもので、何も言わなくても努力した分だけ幸せを感じることができる。
人が作り出したものでは無い見事な色と自然のデザイン。水を得た、葉は青々とし花は輝いている。
草は虫の温床にもなるし厄介ではあるけど名も無い草を眺めているのも好きだ。
グリーンの絨毯が嫌になれば刈り取れば良いのです。
こんな所にいると、上手くいかないことが何なのかって、
刈っても草はまた生えてくるよって、
何もが大した事ではなかろうって、
そう、自分のやりたいことをやれば良い。
さて、忘れ物を持って、仕事に戻ろう。