2022年11月21日 午前6時40分出港
天気:曇りのち晴れ
風 :3m前後
水温:19.4度
中潮
まだボートが納艇されていなかった2月頃に購入した、LUXXE 桜幻 鯛ラバーR B60M-solid.Fを主に使用していたが、
このところバラすことが多く、もう少し弱めで長めのロッドが欲しいと新しく炎月 リミテッド B70ML-S/LEFTを購入した。
シマノのタイラバロッドはグリップが特殊なので少し抵抗があったが、バス釣りでロッドを握る右手の親指の内側にタコができていたけど(今もある)右手人差し指の内側にも最近握りタコが出来始めていた。
トリガーに指をかけることが無いので手の負担が軽減されるかもと思うこともパワーと長さだけで無くこのロッドを選んだ理由の一つ。
ボートでは6フィートぐらいが取り回しが良いけど僕は身長があるのと魚の取り込み時のネットも自分で扱わないとならないので、長めのロッドを使用したい。気になるのはスパンカーの固定ワイヤーが頭上にあるので気をつけないと引っ掛けることぐらいか。
さて、
前日に入った牛窓から6時40分にマリーナを出港。
穏やかな海の中、小豆島に向けてボートを走らした。
朝一は新しいポイントを探すために、前回に54センチの真鯛を釣ったポイントよりも北東を集中的に魚探をかけた。
反応は無かったが、ニューロッドでの初フィッシュはアコウだった。特に下が硬い印象はなかったのだが、これは釣れたって魚ですね。
7:20 am
アコウが釣りたいと探している時は釣れてくれなかったアコウはある意味本命の一尾。
これは幸先が良いと嬉しさを感じ西へ流しながら探ったが無反応だった。
ここを諦めて移動。
ボートは2艇ほど浮いていたが、
ここで釣っても小さいかと直ぐに移動して南へ下った。
先週、良型が連発したスポットへ
魚からの反応はすぐに返ってきたが、ただ・・
10:55 am
リリースサイズがヒット。
な〜んだと思うなかれ、
この手のひらサイズに満たない魚でもしっかりとフッキングしているのは、
MLのソフトなブランクスのおかげかもと喜べる。
この辺りは水深が28メートル。先週はこんなサイズはバイトしてなかった、
魚の居場所が変わったのかと普通はさらに水深のあるところを探るだろうが、水温は変わっていないので、切り替えて陽は差しているが少し浅いところを探ることにした。
水深16−18メートル。
ここからは良型のラッシュ。
11:25 am
12:20 pm
12:35 pm
連続でチヌまでヒットした。
真鯛よりもヒキが強くて面白かった。
それからもヒットは続き、
13:20 pm
この日の最大55センチ
鯛キャッチ5匹、リリース3匹
チヌ1匹、アコウ1匹の釣果だった。
70ML-Sは初めはテンヤロッドに近いのかと感じた。ティップもラグゼよりも手で触った感じでは硬い気もしたが、
不思議なのは鯛がネクタイを咥える前なのか、当たる前の細かな違和感を感じることができる。
水深が浅いのでボトム着底後にリールを5回転から8回転ぐらいまでしか巻かない。
5回転でやめてクラッチを切れば追ってきているタイは取ることができないですが、当たる前に少しの違和感を感じることでそのまま巻き続けるとバイトに変わると言うのを次の日も合わせて何度も感じることができた。
ネクタイを噛む前にパクパク吸っているのかどうかは知らないけど確かに違和感を感じる。
だったらずっと10回以上巻き続けていればと思うかも知れませんが効率から考えて、早めに着底させ、ひと流しでより多くのボトムを取り活性の高い魚を拾うことがより多くのバイト、釣果に繋がると思うので、前あたりのような、水中で魚がタイラバを追っているというイメージが手元に伝わることは大きなアドバンテージになると思えた。
2022年11月22日 午前6時45分出港
天気:晴れのち曇り
風 :1m前後
水温:19.4度
大潮
迷うことなく昨日のポイントへバウを向けた。
ひと流しめですぐに反応があった。
7:12 am
26ノットでぐらいで走り、
釣り初めてすぐのヒットだった。
7:40 am、7:55 am、8:10 am 続けて連続ヒットした。
同じようなサイズで、同じ写真ばかりアップしても面白く無いので、
その後も、8:30 am、8:45 am、
9:40 amにはフグがヒットした。
続いて、10:06 am ,
マリーナで知り合った人と海上で会い話していたら10:10 am、ワニゴチがヒット。
そこからも、曇り空に変わりストップした13:10 pmまで、二日間堪能することができた。
牛窓港に戻ると、
変わった船が、よく見ると住宅みたいな設備に見える。
マリーナに戻り、
毎回の日課になった魚の処理をボートで、
かなり慣れては来たが、これだけの処理をして、ボートを洗うと2時間ほどかかる。
前屈みで2時間なので釣りしているより腰が痛くなるから何か良い方法を考えないといけない。
今日の釣果
鯛キャッチ12匹、リリース2匹
ワニゴチ1匹
二日間で、自分的にバラしたと思った魚は2匹だった。
圧倒的にバラしの確率は減ったと思える。
そして、嬉しいことにマリーナでも「どこで、とか何で釣った?」などの質問をもらえるようにもなった。
これだけ広い海、
どこと言っても地名もあまりわからず、特定するのは困難で、
自分はあまり人には聞かない。本音は教えてほしいところもあるのですが・・・。
やっぱり釣りも仕事も準備と探究心が大切です。
最近では、利用を始めたNEW PEC SMART。前回も書いたが、この海図で地形を読み、実際に行って陸の地形と重ね合わせて魚が居そうか、居れそうかを判断して自分の信じたリグを落とす。
まだ、僕はボートを操船するのも上手じゃないし、潮の変化、判断もあまりわからない。
スパンカーを立てるべきか、ドテラで流すか、毎回常に経験することで一つ一つを学習している。
その中で一番はどこに入るかのポイント探しを、iPadで行いボートのエンジンをかけ桟橋を離れるときは誰かに何かを聞くわけでもなく迷わずバウを向ける。
釣れなかったら釣れないでそれも経験となり、次の日はその場所は外せることになるから、また次の日は決めた場所へ向けてバウを向けるのだ。そう、いつも向かうのはポイントではなく居そうな場所であり、そこで釣った場所が明日のポイントへとなる。
ひとつの場所に入れば、本当にひつこく探る。
魚探しは地形の探索のようなものだと思っているから、同じ場所でも流し方を変えたりしながら飽きない限りひたすら探る。
下記は、昨日1日のNEW PECで取った航跡です。(約5時間)
21日に先週良かった28メートルでは反応がなかったので少し浅いところを探り見つけたスポットを22日は集中的に探りました。海底図と等高線で読み取れるのは地形的に変化のないフラットで水深が16ー18メートルに赤い線が集中しているように、ここで魚を多く見つけることができたことが戻ってから復習できたことになります。
魚を釣りたいだけなら遊漁船に乗れば釣らしてもらえるでしょうが、
僕にとっての釣りは、ロッドやリグを選ぶことから、地形を読み、魚を獲るところまでが実に楽しく面白い、
だからこそ、全く知らない、いちから経験できる、牛窓。
でも2時間ほどあれば行けてしまう、冒険なのです。
つづく、