ニシナマリンさんでお世話になり始めて、
岡山で初めての冬の海が始まる。
EX28Cをおろしたのが7月8日
まだ半年足らず、少しづつエリアも広がり楽しい釣りができている。
聞くところによると、水温が低くなるとタイラバでは釣れなくなり、
チョクリ仕掛けでしか釣れないか、チョクリでハマったら驚くほど釣れると教えてもらった。
それで、チョクリとは一体何んぞやと思いググってみると長いサビキ仕掛けのようだった。
サビキとの違いは仕掛けの長さや針についている擬似餌?
チョクリはその辺にあるビニールのようなものが付いている。
実際、チョクリと言うのも初めて聞いたし、先日マリーナの桟橋で横にあったボートにはチョクリ用にロッドをしゃくったりするための電動機材をテストで動かしていた。
10本針を10メートルも流し、電動しゃくり機?でロッドを煽って鯛を誘うそうだ。
釣れる時は何匹もの鯛が一度に上がってくるらしい。
そんなに釣れるならと・・・
そこのところは僕自身は全く興味が無い。
ロッドは自分の手で操作してリールを巻いて魚を釣り上げたい。
あくまでも個人の考え方であり人それぞれ楽しみや楽しみ方は違うもの、なので僕は電動リールを買おうと思ったことは今まで一度もない。
そんな事よりも、
何故にチョクリでしか釣れないと言うのかに興味を持つ。
水温低下と共に魚の動きが鈍くなり食性が変わるのか?
でも、これは僕の初めての冬を迎える準備のためにはとても貴重な情報だった。
活性が下がるのか、食性が変わるのか、何れにしても魚が居なくなるわけではないと言うことを知れた。
魚の居る場所を見つければ、後は食わせることができるかできないかと言うことになる。
海図で見ると、この界隈の水深は深くても50メートルほど。
鯛が越冬するのにどの水深にと考えると、普通は深場に移動するであろうから最高で50メートルを探れば良いことになる。
だからこのチョクリなら釣れると言う情報が僕には貴重な話なのです。もし水深50メートルほどの場所でも越冬せずに暖かい海を求めて南下するのなら鯛はそもそも居なくなるが、「チョクリなら釣れる」は、鯛は50メートルまでの水深でも越冬していることになるからです。
次はベイト、
活性が下がりベイトを追わなくなればイージーに捕食できるものを好むであろう。
冷たく動けないところにチョクリと言うビニール仕掛けが落ちてくると思わずパクッと食べてしまうのだろう。
そう考えればタイラバのスピードやフォールスピードを考えれば釣果はチョクリに敵わなくても釣れないわけでは無いのだと自信がもてる。
そう、真冬の池原ダム。
キャストする前にロッドを湖面に漬けないとガイドが氷ってしまうほどの低水温期。
バスは水深20メートルに落ち、それを超ライトリグで攻略する。池原の15、18メートルとかバス釣りしていて信じられない水深だったけど、口を使うバスも必ずいた。それは水温だけではなくベイトの居場所にバスも移動するからだ。
そう思うと瀬戸内の魚の居場所を見つけることができればタイラバでも攻略可能なのかと思える。
できるだけスローに動かすことができ、小さなベイトを意識したリグを用いれば、
難しい釣りになるのだろうけど、貴重な1尾を手にできるかも知れない、釣れない時期だからこそ釣るぞと思うとワクワクする。
ただ単にリグを小さくすればと言うことでは無いのだろうが、
とりあえず手切りで試作のスカートを切った。ハサミで切っただけなので再現性は無いが、
どのようなものなら反応するのかを確認するぐらいはできるだろう。使って感じたことがあれば現場で改造すれば良い。
水深に対応できて、スローに動かせるものならアイデアはたくさんある。釣り人にとっても魚にとっても突然冬が来るわけでも無いのだから。