サビナイフ6 仔鯱を購入したので記録
はじめに
釣りに行って魚を持ち帰り腑や鱗を取ると家中が魚臭くなってしまい、
鱗は床に飛び散って掃除も大変に思えていた時にお世話になっているマリーナの社長がボートで捌いてから持って帰ればとアドバイスをしてくれた。
それからは、毎回釣った魚は生簀で生かし桟橋に戻りボート上で処理することにしている。ただ、数が多いと魚を捌きボートの掃除を終えるのに2時間近くもかかってしまうので日暮の時間を計算してマリーナに戻ることになるので少々釣りの時間が短縮されてしまうのが難点である。
数種類のナイフ
ボートへは小さな工具箱に入れた道具を持ち込んでいる。
真鯛が釣れることが多いので、エア抜きセット、プライヤー、神経締めワイヤー、津本式マルチハサミ、ポケットKAMA(ローフ切断用)、うろこ取り、アイスピック、BOGA GRIP、それと包丁(ナイフ)。
ナイフ以外は機会があれば後日紹介するとして、
上記はタックルとは別のケースで管理している。他のものと一緒にしてしまうと使っていないリグやケースまでが潮で汚れて後片付けの手間が増えるからです。
ナイフ類
Gサカイ アウトドアクッキングナイフ(直刃)
100均 出刃包丁
オピネル アウトドアナイフ No.12
津本式マルチハサミ
この中に、使わないか、使っていないナイフがある。
100均の出刃包丁は、購入したが1度も使用していない。どうせ海水ですぐに錆びるからと教えてもらい買ったのですがやはり登場機会が無く。道具は大事にする方で使い放しということができない性格なので工具箱の中に入っているが使わずに持ち帰り家で水洗いをするだけという邪魔にしかならない包丁。現在は工具箱からも退場してもらったので切れ味は全くわからない。
次にオピネル アウトドアナイフですが、購入したのはかなり前であまり使用していなかったので刃は鋭いのですが、水分で柄の部分が膨張するのか使用後に折りたたもうとすると、たためないぐらい固くなります。
無理して怪我をしたくないので帰宅後に水洗いして乾燥したら簡単に折りたためるという事実。アウトドアで使用するにはいささか難があるように思えてこちらも工具箱から退場です。
津本式マルチハサミは使い込みましたが、魚を脳締めした後に腑出したりするので、今はアイスピックで脳締めしてエラからの血抜きや捌くのをナイフを使用しているので出番が少なくなりました。もう一つは脳締めするピックの部分の先端が尖っていないから使いにくい。ハサミなのでナイフのような切れ味も求めれないですが剪定鋏をよく庭で使うので馴染みがあり今でも工具箱に入れてあります。
Gサカイ アウトドアクッキングナイフは切れ味も良かったのですが使っていると次第に切れなくなるのが早いです。
使用後には砥石で刃を研ぐことが増えたけど真鯛の腹を3匹ぐらい切ると切れ味が変わり刃が入らないようになる。それとエラを切るときに刃厚が2ミリと薄いので大きな魚だと刃先を使うときに曲がりそうで神経を使います。
刃渡り140ミリの長さも使いづらいように感じていた。サビに関しては強くもちろん使用後は水洗いをしているのでサビは全く見当たりません。
サビナイフについて、
細かなところは色んなところで紹介されているので割愛しますが、
サビないナイフでサビナイフと言うそうです。以前から気にはなっていましたがお値段が少々お高いので遠慮していましたが、
他のレビュー記事などを読むと本当にサビ無い(サビに強い)ようです。
僕の場合は使用後は必ず真水で洗うし乾燥もさせるので使用する時に錆びていたなんて事は起こらないとは思いますが、H1鋼という材料を使用していて海水に1年ぐらい漬けていてもサビないそうです。
家で使用している出刃なんて、白紙も青紙も研いだ後に水分をとってやらなければ直ぐに錆びます。それが海水に1年も漬けて錆ないのはステンレス鋼でも驚きでした。
錆ないのと切れ味が変わらないのは別物だとは思いますが、ボートで釣りを始めて、そこそこ釣れるようにもなり切れないナイフで怪我をする前に一度サビナイフを試してみたいと思い購入しました。
サビナイフと一口に言っても種類があります。サビナイフで検索してGサカイのページに飛んでもオンラインショップで商品がわかりにくい。
サビナイフは1〜10までのバリエーションにプラスしてチヌやらニンフと種類が多い。
僕が悩んだのは4番の出刃と6番の仔鯱(右利き)
サビナイフ6 仔鯱 右利き用
詳細
ブレード材:ローカーボンステンレス(錆にとても強い新鋼材)
ハンドル材:FRN(ガラス繊維強化ナイロン)ブラック、イエローの2種類
ネジ:18-8ステンレス
全長:209mm ブレード長:93mm 重量:120g 刃厚:3.5mm
グラスファイバー強化ナイロンケース付(コアロックベルトクリップ付属:ベルト幅38mmまで使用可能)
サビナイフ4 出刃鯱 片刃
詳細
ブレード材:H-1
刃形状:直刃(片刃)
ハンドル材: FRN(ガラス繊維強化ナイロン) イエロー、ブラック
ネジ:18-8ステンレス
全長:298mm ブレード長:170mm 重量:370g(ナイフのみ:245g) 刃厚:4mm
サビナイフ3(サバキ4寸5分)
詳細
ブレード材:ローカーボンステンレス(非常に錆びに強い鋼材)H-1と同等以上の錆びに強い鋼材です
ハンドル材:FRN(ブラック、イエロー)
ネジ:18-8ステンレス
全長:243mm ブレード長:131mm 重量:120g 刃厚:2.3mm
サビナイフ2(サバキ3寸)
詳細
ブレード材:ローカーボンステンレス(非常に錆びに強い鋼材)H-1と同等以上の錆びに強い鋼材です
ハンドル材:FRN(ガラス繊維強化ナイロン)ブラック、イエローの2種類)
ネジ:18-8ステンレス
全長:203mm ブレード長:92mm 重量:89g 刃厚:2.3mm
ガットフック付き
上記の4種類の中で、
片刃か両刃にするかも考えどころですが刃渡りとブレードの厚さもそれぞれ違うので、
利用しているGサカイ アウトドアクッキングナイフを基準に比べた。クッキングナイフは刃渡り140mm、これが長いと感じていたのと刃厚2mmは薄く不安で弱々しい、それを基準に考えると、サビナイフ6 仔鯱がもっとも用途に応じていると判断して決めた。
サビナイフ6 仔鯱
2020/12/16
注文していたサビナイフ6 仔鯱が到着。
早速、開封してまな板の上で写真を数枚撮影した。
まず感じたのは刃厚、全長の長さの割にはずっしりと重くしっかりしている。価格を考えれば当然のことだが作りもしっかりしていて好印象を受けた。
ブレード拡大
シースもオリジナリティーのある好印象だがベルト幅が38mmと狭くしっかりしたミリタリーベルトを使用しないと安定しなさそうです。
左右からつまんで引っ張ると開くベルトループ部分はいちいちベルトを通す必要がないのでベルトタイプのライジャケに取り付ければ使用しやすいと思えた。
iPhoneで撮影した写真でもざらつき感がわかる表面の仕上げは普通。
グリップ部分はザイテルというナイロン樹脂でしっかり握れる。
ボートで使うので手が濡れている時に滑らないのかは実際に使用してから追記したいところだ。
グリップの上に滑り止め加工されているのが良いと思った。
親指で押さえて握り込むとちょうど良い感じに押さえが効く。この辺りはよく考えられて作られていると思える。
冷蔵庫にあった柿を切ってみた。
片刃なので真っ直ぐ切れずに失敗したが、特別によく切れるとは思えなかった。実際に魚を捌いてから砥石で刃付けをしたいと思う。
裏側を撮るのを忘れていたので柿を切った後に撮影した。
やはり片刃の裏側は少し寂しい気がしますね。
新品だから切れるとは思っていないので、
これから使って研いで自分好みのナイフに育つかが楽しみです。
数年使用して、本当に錆びていないのか、どのようにナイフとして育ったかを書くことができるように使用頻度の高いナイフになることに期待しています。