関西でも雪がかなり降り篠山ではスロープが使えないほどの積雪。
そんな外で遊べない時間だから以前からチャレンジしたかったロッドのカスタムを行った。
工具ケースを購入したり作業室を片付けたりしていたのはこの作業がしたかったからだ。
まずは、年代物のシマノ・ファイナルディメンション(FD) 172MHPF。MAX35gまでのウエイトが使用可能で7ft以上のロッドを改造したいと思い、エバーグリーンのヘラクレスシリーズとも考えたが初めての作業で失敗が無いとは言い切れないので安全を考えてこのロッドをチョイスした。
まずは純正のコルクグリップを破壊。
Youtubeで動画を見ながら恐る恐るだったが意外に簡単にできる。マスキングテープで自分の手の大きさに合わせて残したいところをマークしたが本当はもう少し長くしたかった。
コルクと延長のカーボンとの境にワインディングチェックを入れたいがグリップが細身で外径の合うパーツを見つけることができなかったからだ。
ここまでの作業を行い、ジャストエースさんのWEB STORE FC NETにパーツを注文した。
日が変わり、
頼んでいたパーツが届いたのだが、何を勘違いしたのかメタルパーツの内径を15mmで注文していた。しかもEVAの内径までも間違えていて注文しなおすことになった。
楽しみにしていたパーツを間違えて撃沈。
ボンと一緒にアルコールランプの火を見ながら・・・。
次の日
パーツが届くのを待っておれず、
釣具屋へカーボンパイプとメタルパーツを買いに行った。
前日にも寄っていたが欲しいガンメタのパーツが無かったのでそれはFC NETへ。
売っているだろうとお目当てのカーボンパイプを見つけた。さすがエイト1BANである。
ちなみにブンブンへ先に寄ったがこの手のパーツは全く置いていなかった。
FDのパーツはFC NET待ちなので、
先に大のお気に入りの震斬 742MFS-ti06をカスタムすることにした。
当時、購入して好きすぎて新品を1セット予備に購入していたが、2年ほど前に2本とも同じところでティップが折れると言う惨事にあった。穂先だけを擬似餌屋さんでMLとLのアクションでソリッドを繋いでもらった以降あまり陸っぱりに行っていないので眠っていた。それが最近、某オークションサイトで先だけを見つけた事で即落札し復活させようと思った。
当然のことだがバッドも2セット持っているので1本は少しリアグリップをFDと同様に延長しようと考えた。
元々、他のロッドよりもバスロッドでは長いリアグリップ。それでも僕は身長が180センチ以上ありリーチも村上様とは違うから伸ばしたい。
各場所のサイズとりをして釣具用のノートに書き込みEVAグリップをペンチでグニュグニュと破壊した。
やってみると意外に簡単にできた。
左でグリップを握った時に持ちやすいようにと、海で使う予定なので不意の大物にも脇で軽く挟めるように、
そして、FDと同様にリアエンドはジャストエースさんのラウンドエンドにした。重さもそこそこあり持ちおもりしないように重心が後ろにくる事とファイト時に腹に当てても痛く無いようにラウンド形状のエンドは必須。
上がオリジナル、下がカスタム後のロッド。
オリジナルと比べて80mmロング化した。身長の低い人だと振り抜くことは難しいサイズになった。
EVAの加工が上手くできたので、FDの残していたコルク部分も破壊することにした。ワインディングチェックの為に握り心地を犠牲にすることは無駄だと思えたからです。
こうして焦らず何回かに分けて作業することで頭を使う時間もできるしイライラせずに済む。
冬場の海に出れない時期の趣味としては最高な暇つぶしでもある。
結果が良くなるなら無駄な時間を使うことも必要だと思えてならない。
フロントとリアグリップもEVAでロング化したFD。
手で削ったにしては綺麗なEVAの出来栄えに満足している。もう少し工具に工夫をすればプロが削ったようなグリップも作れるようになると思うし、インスタにも書いたけど「人ができることは、自分もほぼほぼできる」と思う。
上手な人が作業すれば良いものができるだろうが、その答えのためには口で伝えるしかない。自分が作業まですることで伝えると言う要素は消え自分の感覚のままに形になって現れるのだ。リアのEVAも60mm,65mm,70mm,80mmまたそれ以上、など全てを握らせてくれるカスタムショップは無いと思う。大体これくらいでとお願いしたものがどれだけ美しくても、それが本当に自分の感覚にあったものなのかは疑問だ。逆に不細工でも感覚にあっているものを使うことで魚と出会える機会は増えると思う。
もし、このラバーコルクエンドを自分で作れるなら外径30mmじゃなく38mmにしたい。
エポキシが乾燥するまで放置して、
その間に震斬にスレッドを巻いた。
そして仕上げのためにフィニッシングモーターも購入。
ジャストエースさんのエポキシコートをスレッドに塗りくるくる回した。
インスタ見ているとジャッカルの新製品の情報が目に入った。
ビンビンスイッチにワームみたいなものMASKという新製品が被されていて、こうなると色々と疑問が湧いてくる。
タイラバにネクタイだけでスカートなくても釣れるし、オモリグのようにシンカーとフックだけでネクタイなくても釣れるし、
スイッチにピラピラつけてフック剥き出しでも釣れるのか!?
30年前にバス釣りでお世話になったチューブワームが倉庫にたくさんあるのを思い出して、
これでカバーしたら何度も何度も海底に叩きつけられて傷んでしまうスイッチの保護カバーにもなるし、スカートのようなワームのピラピラが真鯛にアピールしないわけがない。
チューブワームの頭をカットしてスイッチに付けたら、
まるでお魚ちゃんになった。
なんなら間にネクタイ挟めばさらにハイアピールになるだろう。
そんなことをしていると鉛で自分のオリジナルジグなんかを作りたくなってきた。
マイボートだから試しに1つ作り次の釣行で試してみて良ければ量産なんていう自分自身のためのテスターにもなれる。
チューブワームは大ケースに山盛りあるはず。
リグを増やして重たい荷物を運びこまなくても、なんなら休憩にマリーナに戻って足らないものを家に取りに帰ってまたポイントに向かうなんていう贅沢なことができるのだから何でも試してみるのも楽しく性格にあっていると思える。
上のイカ型はネットで見つけて買ったものだけど下の方が釣れる気がしてならない。
そんなことをしていると、
スレッドのコーティングも終わり震斬は完成した。
あとは、FDのトップガイド交換と飾りのスレッドを巻いてコーティング。
それについては、また後日投稿したいと思います。