06/05/2026 KatsuSera

錆びたマフラーと、深夜のコード

Building quietly through storms and rust

深夜2時半、台風が窓を叩く音の中でキーボードを打っていた。画面の光だけが部屋を照らし、レスター君はすでに夢の中だ。それでも彼は朝になれば律儀に私を起こしにくる。寝不足でも、雨が止まなくても、今日という日は始まってしまう。

6月に入ってから、改革とシステムの再構築に取り組んでいる。バラバラに存在していたアプリたちを一つのページにまとめ直し、誰でも使いやすい形に整えた。業務の効率化、というよりも、自分で自分に新しい仕事を課しているのだと思う。それでも手が止まらない。想像することと、それを形にすることが、どうやら私の根っこにあるらしい。

金曜日、OCTAのマフラーをやっと交換してもらえることになった。錆びたまま納車されていたそれは、ずっと引っかかっていた小さな棘だ。 物でも、人でも、間違えることは珍しくない。問題はそこから先だ。反省だけで終わらせるのか、それとも改善のために動くのか。その一歩の有無が、次の景色を変える。 整備の確認を徹底していれば納車前に気づけたはずだ、という事実は変わらない。しかし対応してくれた。動いてくれた。それならば、私は前を向ける。 川が氾濫し、特別警報が出て、台風が日本列島をなぞっていく。それでも庭を見渡す限り、大きな被害はなさそうだ。9時頃には抜けるだろう、と天気予報は言う。朝ドラ「風、薫る」のオープニング音楽が、嵐の朝にどこかちぐはぐに、しかし温かく流れていた。 誰かに背中を押してもらわなくても、今日も動く。今日も作る。何かと重ねながら、自分でモチベーションを拾い上げて、仕事に向かう。

嵐の翌朝に錆を取り除くような、そういう小さなことの積み重ねが、気づけば自分の足場になっている。

派手ではないが、確かなものとして。

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``Nature does not hurry,
yet everything is accomplished``

Catch the Moment, Chase the Tide